三重県外に在住している人が、三重県内に注文住宅を建築して暮らしたいときは、土地探しから相談を受け付けている注文住宅の工務店に依頼すると良いでしょう。不動産の取得から依頼できます。
注意したいのは、土地だけを購入したら別の工務店に一戸建ての新築を依頼したり、格安のハウスメーカーに建売住宅を依頼したりしないようにする点です。土地探しを依頼しても、依頼した工務店に注文住宅で一戸建てを新築してもらうのを前提にしましょう。信頼関係を築くことが重要なので、不動産さえ取得してしまえば施主の都合で変更してしまうという発想をしないようにしましょう。悪意で変更するとは限りません。
例えば二世帯住宅を注文住宅で新築したい場合は、高齢者世代になる両親と、子供夫婦との意見が食い違うこともあるからです。最初に予定していた工務店よりも別のハウスメーカーが良いと両親が強く言われてしまう可能性もあります。注文住宅の工務店は土地探しから頼れる存在です。あくまでも工務店が新築するという流れで話が進むのだと自覚しておきましょう。家族間での情報共有と同様に、土地探しを依頼している工務店に一戸建てを新築してもらうという意識も共有しましょう。
土地購入と工務店を分けて考えたい場合は、不動産会社に土地探しを依頼します。三重県内で暮らしている人ならば、不動産会社に希望条件を伝えるだけで土地探しを担当してもらえます。三重県内で暮らしていても住民票の登録が別の場所の場合は要注意です。不動産の取得には税金が掛かります。不動産取得税が最初に掛かりますが、あまりにも離れた現住所の場合は、土地の購入目的を明確にしていないと契約が難航してしまう可能性もあります。一時的に三重県内に賃貸住宅に入居して、住民票を移動させておいたほうが契約がスムーズになることも多いので、県外からの転入の場合は三重県内で暮らす明確な目的を説明できるようにしておきましょう。
二世帯住宅を建築したい場合は、できるだけ工務店やハウスメーカーの候補を複数でも良いので絞り込んでおいたほうが信頼してもらえます。金額さえ支払えば購入できるとは限りません。不動産は所有者からの売却と同時進行です。所有者が契約を拒否すれば、土地を入手できません。相手が何を求めているのか、話を聞く態度も大切です。
本当に一戸建てを建築するという明確な意思があれば基本的には大丈夫です。二世帯住宅の場合は、契約の交渉を進める家族と、不動産取得者名義が一致しているとスムーズです。